芝居日記を書く理由

知人へのメールの一部。一部改変。
私が現代日本演劇に対してとりたいと思っているスタンスは、名著『考えるヒット』において近田春夫がJポップに対してとっているスタンスと同じです。私はずっと、『考えるヒット』演劇版みたいな文章を書いてきたと自分では思っているし、これからもそれは変わらない。
つまり近田春夫って、いかにもタダで送られてきたCDを聞いていそうだし(本来の意味での消費行動を伴っていない=自分の懐をいためていない=ある種のリアリティが失われる)、かつこれは「お仕事」であって本当は若者の作る音楽には興味ないんだよという顔を見せておきながら、一応は若者の作る音楽を理解し、それを若者には使えないメタレベルの言語をもって記述しているではないか。小劇場界にも、毎日劇場に足を運ぶなんていうキチガイみたいなファンがいっぱいいて、熱意とか発する言葉の量とかではそんな人たちは私は所詮勝てないんですよ。もう少し省エネで、そのかわりいちおう鋭いこと言うぞ、みたいなことですね。

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