わざわざ章を別に立てて全体の「あらすじ」を書く必要はありません、というか、そんなことをして枚数を稼いではいけません。ただし、作品から引用をするときにその場面の状況を説明する必要はありますし、それ以外でも部分部分のあらすじを説明する必要は出てくると思います。 返信
…私が教えるのは簡単ですが、またすぐに忘れてしまいます。自分で苦労して調べることで身につけましょう。 MLA Handbook for Writers of Research Papers 8th ed を買う、あるいは図書館で借りてください。 日本語版もあります。 MLAハンドブック 第8版 どちらも成蹊大学図書館に複数冊ありますが、後期になるとすべて貸し出されていることが多いので注意してください。地元の公立図書館に置いてあるところもありますが、やはり十月以降は貸し出されていることが多いようです。 またオンラインには MLA Style Center もありますが、これはMLA Handbookの補助教材のような位置づけです。 むしろ MLA Formatting and Style Guide のほうがわかりやすいかもしれません。 これ以外にもGoogle検索すると日本語でMLAについて説明しているウェブサイトが見つかるかもしれません。ただし、それが最新版の第8版についての言及であることを確かめてから参照してください。しばしば第7版以前の古い書式が言及されています。 返信
英語で書かれた作品については必ず原文で引用してください。その引用のあとに翻訳をつけてはいけません。英語で書かれた研究書からの引用も原文がのぞましいですが、入手が困難な場合はその翻訳でもかまいません。 返信
ウェブサイトに掲載されている情報も引用可能です。MLAに従ってきちんと引用の書式を整えてください。 ただし、Wikipediaからの引用は認めません。情報が不正確なことがあるからです。 Encyclopedia Britanicaや『日本大百科全書』など、成蹊大学図書館で電子的に検索できる百科事典からの引用は可としますが、できるかぎり研究書にあたってください。 返信
いわゆる「孫引き引用」はできるだけ避けてください。 ある人の本に引用されていた文章を引用したいときは、元の文章が載っている本を探してきてください。結果的にその本を全部読めなくても、引用部分だけは読んでいることになるので、通常の引用と同じ扱いになるわけです。 孫引き引用は、元の本が入手不可能なときにのみ行ってください。 返信
論文の内容に関わることであれば書いてください。しかし論文の主題と関係のない情報は、たとえ基本的なことであっても入れる必要はありません。 極端なことを言えば、ある作品を論じるのに、時代背景と絡ませて読んでいくわけでなければ、その作家の生没年を書く必要はありません。あるいは他にどんな作品を書いている、というのも一般的には不要な情報です。 返信
終章ではそれまで展開してきた議論を踏まえて、今後どんな研究の可能性があるかを述べます。(卒業論文作成マニュアルに掲載されている目次では「結論」となっていますが、私のゼミでは誤解を避けるために、終章という用語を用います。論文全体の「結論」は序章で述べるべきです。) 具体的には、Aという作品について論じて、どんな特徴があるかを明らかにしたあと、同じ作者のBという作品について、同様のことが言えるのではないか、という考察を深めます。 ただし終章で新たな結論を導く必要はありません。あくまでも今後の「展望」について予想するだけでよいのです。 みなさんの多くは大学院に進んで研究者になることを希望していないでしょうから、自分がこの後どんな研究をしていきたいか、ということを書くのは空しいかもしれませんが、論文作法としてはそのように終えてほしいし、またおそらく、本文を書いているうちに、こんなことも研究対象になるのではないか、という想像が湧いてくるはずなので、それを書いてほしいわけです。 返信
全部で何章ぐらいにしたらよいでしょうか。
章立ては各人の自由ですが、序章と終章のほかに、2〜3章になるというのがよくあるスタイルです。なお、序章は論文全体の要約ですので、最後に書きましょう。
卒論で取り上げる作品のあらすじもやっぱり書くべきですか。そしてそれは卒論の本文のうちに含まれるのでしょうか。
わざわざ章を別に立てて全体の「あらすじ」を書く必要はありません、というか、そんなことをして枚数を稼いではいけません。ただし、作品から引用をするときにその場面の状況を説明する必要はありますし、それ以外でも部分部分のあらすじを説明する必要は出てくると思います。
書式でわからないところがあるのですが聞きに行ったら教えてくれますか。
…私が教えるのは簡単ですが、またすぐに忘れてしまいます。自分で苦労して調べることで身につけましょう。
MLA Handbook for Writers of Research Papers 8th ed
を買う、あるいは図書館で借りてください。
日本語版もあります。
MLAハンドブック 第8版
どちらも成蹊大学図書館に複数冊ありますが、後期になるとすべて貸し出されていることが多いので注意してください。地元の公立図書館に置いてあるところもありますが、やはり十月以降は貸し出されていることが多いようです。
またオンラインには
MLA Style Center
もありますが、これはMLA Handbookの補助教材のような位置づけです。
むしろ
MLA Formatting and Style Guide
のほうがわかりやすいかもしれません。
これ以外にもGoogle検索すると日本語でMLAについて説明しているウェブサイトが見つかるかもしれません。ただし、それが最新版の第8版についての言及であることを確かめてから参照してください。しばしば第7版以前の古い書式が言及されています。
英語で書かれている文献で、原文と翻訳の両方がある場合、どちらを引用していいのかわかりません。ひょっとして原文の後に翻訳をつければいいのでしょうか。
英語で書かれた作品については必ず原文で引用してください。その引用のあとに翻訳をつけてはいけません。英語で書かれた研究書からの引用も原文がのぞましいですが、入手が困難な場合はその翻訳でもかまいません。
インターネットで集めた情報というのは卒論に載せてもいいのでしょうか?
ウェブサイトに掲載されている情報も引用可能です。MLAに従ってきちんと引用の書式を整えてください。
ただし、Wikipediaからの引用は認めません。情報が不正確なことがあるからです。
Encyclopedia Britanicaや『日本大百科全書』など、成蹊大学図書館で電子的に検索できる百科事典からの引用は可としますが、できるかぎり研究書にあたってください。
ある人の本に引用されていた文章を自分の論文にも引用したいのですが、どうすればよいでしょうか。
いわゆる「孫引き引用」はできるだけ避けてください。
ある人の本に引用されていた文章を引用したいときは、元の文章が載っている本を探してきてください。結果的にその本を全部読めなくても、引用部分だけは読んでいることになるので、通常の引用と同じ扱いになるわけです。
孫引き引用は、元の本が入手不可能なときにのみ行ってください。
序論で作者について説明する必要はありますか。
論文の内容に関わることであれば書いてください。しかし論文の主題と関係のない情報は、たとえ基本的なことであっても入れる必要はありません。
極端なことを言えば、ある作品を論じるのに、時代背景と絡ませて読んでいくわけでなければ、その作家の生没年を書く必要はありません。あるいは他にどんな作品を書いている、というのも一般的には不要な情報です。
一章の長さはそろえたほうがいいのでしょうか。たとえば、第一章が6000字程度なのに、第二章が2000字程度というのは、問題ありますか。
形式面でというより、内容面で、長さがあまりにも不均衡なのはまずいでしょう。そもそも2000字程度の内容を一つの章として独立させるというのはおかしいです。
終章では何を書くのでしょう。序論で論文全体を要約をするのであれば、終章も同じことになってしまいますが……。
終章ではそれまで展開してきた議論を踏まえて、今後どんな研究の可能性があるかを述べます。(卒業論文作成マニュアルに掲載されている目次では「結論」となっていますが、私のゼミでは誤解を避けるために、終章という用語を用います。論文全体の「結論」は序章で述べるべきです。)
具体的には、Aという作品について論じて、どんな特徴があるかを明らかにしたあと、同じ作者のBという作品について、同様のことが言えるのではないか、という考察を深めます。
ただし終章で新たな結論を導く必要はありません。あくまでも今後の「展望」について予想するだけでよいのです。
みなさんの多くは大学院に進んで研究者になることを希望していないでしょうから、自分がこの後どんな研究をしていきたいか、ということを書くのは空しいかもしれませんが、論文作法としてはそのように終えてほしいし、またおそらく、本文を書いているうちに、こんなことも研究対象になるのではないか、という想像が湧いてくるはずなので、それを書いてほしいわけです。