ミュージカルゼミの夏期合宿に使おうと思っていた『ハイハイ三人娘』を見る。 やっぱりこれは歌謡ショーであってミュージカルじゃないんだよなあ。公開時に田辺靖雄はデビュー前だとか、スリー・ファンキーズもまだ人気がそれほど出ていないときだとかをはじめて知って、この作品が一種の冒険であったことがわかり興味深かったが、当時の歌謡曲業界に関心がなければどうでもいいことだ。 あと、伊東ゆかりがおてもやんのようなメイクで、かつ大食漢ということになっているのはよいとしても、バナナを食べていて口から皮の筋がつうっとたれるというショットには唖然とした。
原作の川上宗薫『先生・先輩・後輩』(秋元書房、一九六二年)はちょっと読んでみたいかな。「水原弘の声色を使って愛の告白をする」という、ほとんど意味のない設定は原作にあったのだろうか。水原弘のカメオ出演を導くこと以外には何も役に立っていない。「物真似」つながりでライオンとかゾウの鳴き声の物真似ができる、というストーリー展開も荒唐無稽で、さらなる分析が可能だろう。国会図書館にあることを確認。夏休みにでも読んでおくか。
Idiot’s Delight
Robert Sherwood の Idiot’s Delight (1936) は昔読んだが、クラーク・ゲーブルが唯一唄って踊った作品とされている同名の映画 (1939) はDVD化されていないこともあって『ザッツ・エンターテインメント』に紹介された抜粋をのぞけば見ていない。第一次世界大戦中のヨーロッパが舞台なのだが、Wikipediaには登場するヨーロッパ人がみなエスペラント語を話していると書かれている。
『ザッツ・エンターテインメント』つながりで思い出したが、冒頭でちらりと出てくる Hollywood Revue of 1929 (『雨に唄えば』のタイトル曲はもともとこの作品のためにナシオ・ハーブ・ブラウンが書いた。演奏はクリフォード「ウクレレ・アイク」エドワーズ)はアメリカですらVHSにもDVDにもなっていないのだが、じつは最近YouTubeに大量にアップロードされている。
http://jp.youtube.com/view_play_list?p=B814F19F3B41AC38
にまとめてみた。